コストが安く長期で掘れる優良な鉱山を持つ会社の株は急騰する?
コストが安くて、しかも長期で掘ることが可能な優良な鉱山を持っている会社に対する投資はどうしたらよいのでしょうか?
例えば、紫金集団やFreeport-Mcmoran Copper&Goldは、波はありますが金価格の上昇とともに、順調に株価を伸ばしています。
具体的には、Freeport-Mcmoran Copper&Goldは、2000年11月13日に6.75ドルという安値をつけていますが、その後、株価は101.61ドルまで上昇しています。
ちなみに、2001年10月8日に9.40ドルまで急落していますが、これは2001年5月4日に発生した、インドネシアの鉱山の捨石堆積場の崩壊事故によるものですが、さらに、5月31日にこの事故により選鉱処理量を制限すると発表されると、株価は直前の16.10ドルから急落しました。
こうした場合には、次のようなことを考察した上で、投資の機会とするのかどうかを判断することになります。
■企業存続にかかわるものかどうか
■操業を長期に中止する性質のものなのかどうか
■事故が鉱山の操業に影響を与えるのかどうか
■経営上他の鉱山への影響はあるのかどうか
■やがて操業が元の水準に戻るものなのかどうか...など
紫金集団については?
中国の鉱山会社である紫金集団は、優良な露天掘り鉱山を持っており、産金コストが非常に低い鉱山会社です。
同社の株価は、2007年8月17日に4.18香港ドルであったものが、2007年9月28日には14.60香港ドルをつけています。
この鉱山は、元が上昇すると株価の価値も上昇する、収益性に優れているので配当も期待できるというメリットがあり、投資妙味があります。
なお、中国の株式市場が混乱し、実物商品へ市場参加者が動いた場合には、「金(ゴールド)」に裏打ちされた価値を持つ、中国の金鉱山企業として、投資の方向性が一挙に向う先としても期待されそうです。 |