コストは高くても膨大な可採粗鉱量を持つ会社の株は急騰する?
コストは高いけれど膨大な可採粗鉱量を持つ会社の場合、どの程度株価の急騰が期待できるのでしょうか?
例えば、南アフリカ共和国の鉱山会社DRD Goldの埋蔵鉱量(リソース)はおよそ680万トロイオンスで、可採粗鉱量(リザーブ)は5388万トロイオンスです。
このリソースに金価格1000ドルをかけて、時価株式総額で割りますと、1株当たりのリソース指数は16倍となります※から、経営環境や経営力、資金調達などを除けば、潜在能力の高い鉱山会社といえそうです。
※2008年4月18日の株価9ドルとしてです。
コストは高くても膨大な可採粗鉱量を持つ会社へのスタンスは?
上記のような会社に対するスタンスですが、低迷中に仕込み中長期で保有をするのがポイントになります。
具体的には、金価格が上昇し経営状態が良くなる、あるいは市場が埋蔵鉱量に比べ評価があまりにも低いのではないかと判断された場合に、株価は一気に上昇しますので、低迷中に仕込んで3か月ごとの決算の状況をよく吟味し、中長期で保有をするのがポイントになります。
ただし、ヘッジブックを大量に保有する企業は、金価格が上昇すると、反対に経営が苦しくなってきますので避けたほうが無難です。 |