金鉱山株が上昇する局面とは?
金鉱山株が急騰する局面としては、次のような状況が考えられます。
■市場参加者の心理が、恐れにより一挙に一方向へ向くケース
⇒ ハイパーインフレーションへの恐れが市場参加者の心理を捉え、行動させる状況
⇒ ハイパーインフレーションを恐れる市場参加者が、「金」という商品に資産価値を裏付けされた金鉱山銘柄に一挙に向う状況
■全く新たに収益源の要素が突如現れたようなケース
⇒ 新たに有望な金鉱脈が見つかった場合など
■商品価格が低調で赤字経営で株価も低迷していたけれど、商品価格が急上昇したことから経営も黒字化し、収益の増大が見込まれるようなケース
⇒ 青息吐息で操業していた鉱山が、金価格の急上昇により黒字化が期待される場合
よって、金鉱山株式が急騰する可能性があるかどうかは、まずその性質の違いを見極めるとわかりやすくなります。
金鉱山会社の性質による分類
金鉱山会社の性質を分類しますと、おおよそ次のようになります。
■小規模で開発を期待されている開発系鉱山会社★
■小規模ではあるけれど、長期で掘ることが可能な優良な山を持つ会社
■コストは高いけれど、膨大な可採粗鉱量を持つ会社★
■コストが低く、長期で掘ることが可能な優良な鉱山を持つ会社★
■生産力のある鉱山を保有し、グループで独占を形成する国際金融資本系の会社
■ヘッジブックを保有する巨大鉱山会社
■基本政策としてヘッジブックを保有しない大手鉱山会社
ちなみに、この中で★印のついたものは、条件次第では株式が急騰する可能性のある性質を持っていると考えられます。 |