開発系鉱山会社の株が急騰する理由は?
2002年11月4日に、カナダの開発鉱山会社であるSouthwestern Resources Corpが、ペルーの高品位の銀行脈に遭遇したという発表がありました。
これにより、その日まで1株が1.085カナダドルと低迷していた株価は、中国の新鉱山のドリルサンプリング結果も高品位な鉱山となったと発表することにつられたこともあり、2か月後の2003年1月6日には9.20カナダドル、1年後の2004年1月5日には21.50カナダドルの高値をつけることになりました。
そして、さらにその2か月後には9倍、1年2か月後には20倍にまでなったのです。
このように開発系鉱山会社というのは、小規模であるがゆえに、文字通り金鉱を掘り当てたりした場合には、暴騰ともいえるような値動きになるのが特徴です。
ではなぜこれほど短期間に急騰したのですか?
短期間にこれほど株価が急騰した理由としては、有望な資産らしきものが現れたことに対する期待によると考えられます。
ちなみに、短期的に株価は暴騰したのは、低迷→発見→期待という市場心理によるわけですから、次の候補を選定するポイントとしては、この低迷→発見→期待→暴騰という流れを探すことになります。
Alollo Goldについて
アメリカの鉱山会社Alollo Goldは、2005年12月19日に0.17ドルまで株価が低迷したことから、リストラにより不良鉱山を売却し有望鉱脈に経営資源を集中しました。
そして同社は、2008年2月29日に、高品位の開発鉱山であるBrack Foxプロジェクトのリザーブ(可採粗鉱量)が133万トロイオンスになるとの見積もりをアップデートしています。
なお、この発表を受けて、2008年3月14日には、同社の株価は0.6955ドルとなっています。 |