モノの価格はどのように決まるのですか?
モノの価格というのは、需要と供給によって決まります。わかりやすく言うと、買いたい人と売りたい人のバランスで決まるということです。
具体的には、魚沼産のコシヒカリやワールドカップサッカーのチケットも、供給される量に対して欲しい人が多すぎるのでプレミアムがつくのです。
原油や小麦などの商品価格が暴騰した理由は?
地球上の人口というのは一貫して増え続けているわけですが、それでも1990年代の商品価格はほぼ安定していました。
しかしながら、ここに、中国やインド、ロシアやブラジルに代表される「新興国」と呼ばれる国々の経済成長が台頭してきたのです。
経済が成長すれば、人々の所得が増え、より豊かな生活ができるようになりますから、必然的に、車や電化製品を手に入れて、以前よりもエネルギーの消費量が増えることになります。
特に中国やインドの人口は、この2国だけで地球上の人口の3分の1以上を占めるほど巨大なわけですから、その影響は計り知れません。
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