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金鉱山の資産価値の判断材料は?

金鉱山の資産価値はどのように判断するの?

金鉱山の資産価値は、埋蔵鉱量、あるいは可採粗鉱量に「金(ゴールド)」がどれくらい含まれているのかによって見込まれることになります。

また、その金鉱山がどれくらいの資産価値があるのかについては、1株あたりどれだけの埋蔵鉱量を見込むのか、1株あたりの可採粗鉱量に「金」がどれくらい含まれているのかということが判断材料となります。

具体的には、次の大手金鉱山会社の2006年度・年間生産量ランキングと各種データを見てください。

そうしますと、生産量第6位のGold Corpは、コストが1トロイオンスあたり163ドルと低いことから、儲けの多い鉱山の性質を持っているといえます。

つまり、これは、保有する鉱山の可採粗鉱量における「金」の含有量が高く、1トンあたりに含まれる「金」の含有量であるグラム金品位が高いということです。

さらに、生産量第4位のHarmony Gold Miningは、コストは1トロイオンスあたり272ドルと高めとなっていますが、保有鉱山の埋蔵鉱量が多いので、今後「金」の価格が上昇すれば、金産出量も増加することが期待される鉱山会社であるといえます。

順位 金鉱山会社名 年間生産量
(万オンス)
コスト
($)
リザーブ
可採粗鉱量
(万オンス)
リソース
埋蔵量
(万オンス)
リソース指数 シェア
2006年
2471万OZ
株価
($)
時価株式総額(m$)
1
Barrick Gold
(カナダ)
806 350 12460 5060 0 10 43 38090
2
Newmont Mining
(アメリカ)
590 304 9390 - - 7 46 20970
3
Anglo Gold Ashanti
(南アフリカ)
548 350 7310 20760 2 7 37 10470
4
Harmony Gold Mining
(南アフリカ)
233 272 5360 28160 6 3 12 4800
5
Freeport-Mcmoran Copper & Gold
(アメリカ)
233 239 4100 - - 3 114 43590
6
Gold Corp
(カナダ)
229 163 4338 - - 3 42 29520
7
Iam Gold
(カナダ)
207 221 798 2976 1 3 7 2100
8
紫金鉱業
(中国)
168 - - - - - 0.91 12012
9
Newcrest Mining
(オーストラリア)
162 - 3320 5520 - - - -
10
Gold Fields
(南アフリカ)
160 377 9641 24410 3 2 14 9340
11

Kinross Gold
(カナダ)

159 222 4660 1106 0 2 24 14650
12
Rio Tinto PLC ADS
(イギリス)
123 - 2193 - - 2 490 157320
13
Lihir Gold
(オーストラリア)
100 - - - - 1 - -
 
DRD Gold
(南アフリカ)
48 303 630 5420 16 1 9 344
※株価は、2008年4月18日時点のものです。
※Anglo Gold Ashantiの年間生産量は2005年分であり、ほかは2007年度発表の数値です。
※紫金鉱業は2008年4月21日時点の株価7.13香港ドル、1$=7.8香港ドルで計算しています。
※リソース指数の計算は、リソース×金売価(1000$)÷時価株式総額
※出典:各金鉱山会社の年間レポート

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