金貨ならどのタイプのものがいい?
「金貨」というと、収集用金貨や国民的慶事の際に発行される記念金貨を思い浮かべる人もいるかもしれません。
しかしながら、資産として金貨を保有する場合には、金貨に含まれる純金の量によってその価値が決まるタイプのものがオススメです。具体的には、次のようなものは流通量も豊富で代表的なブランドになります。
■カナダ王室造幣局発行の『メイプルリーフ金貨』
■オーストリア造幣局発行の『ウィーン金貨ハーモニー』
■オーストラリアのバース造幣局発行の『カンガルー金貨』...など
資産運用に最適な金貨の特徴は?
前述したような『メイプルリーフ金貨』など資産用金貨に共通しているのは、発行年であるとか発売量とかではなくて、あくまでも「金」の価値そのもので価格が決まるということです。
一応、金貨の表面には額面も明示されていますが、それも低い額となっており単なる名目に過ぎません。
資産用金貨はいくらくらいで買えるの?
資産用金貨のグローバルスタンダードは、1オンス金貨で1枚当たり10万円弱になります。1キロの金地金に比べれば、手が届く金額ということで、個人が最初に買う「金」としては最適ではないかと思われます。
ちなみに、デザインもさまざまで、金地金のような生々しさもありませんので、ご祝儀やお礼として2分の1オンスや4分の1オンスの金貨を贈っているという人もいるようです。
金貨が不足している?
2008年後半より、店頭での資産用金貨が品薄状態であるといわれています。これは、サブプライム・ショック後に世界で改めて金貨が見直され、特にスイスやドイツなどで個人の大量購入が相次いでいることが理由です。
金貨というのは、金地金を溶かして鋳造するのですが、それに時間がかかることから製造が追いつかないのです。
とはいえ、この現象は金地金そのものが不足しているわけではありませんので、慌てる必要はありません。
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