金投資はいくらくらいから始めるのがよいですか?
純金積立は月々3,000円からと少額から金投資を始められるのがいいのですが、金投資については、自分が忘れられる金額から始めるのがポイントとなります。
というのは、もし忘れられない金額から始めてしまうと、人間は実に欲も業も深い動物なので、買った翌日から相場が気になって仕方なくなり、価格が上下するたびに一喜一憂するような結果になりかねないからです。
金投資は発想の転換が必要?
金投資を自分の蓄財のために行ってしまうと、自分の欲との戦いとなってしまいます。
もともと「金」は素材としての価値とは別に、「センチメンタルバリュー」まで併せ持っていますから、ここは愛する人のために「金(ゴールド)」を貯めるという発想で臨むのもよいかもしれません。
金(ゴールド)あくまで脇役
投資の主役はあくまでも株や債券であり、「金」の役割というのはその脇役でしかありません。
というのは、「金」は保有していても、利息や配当が受け取れるわけではないからです。「金」は金利を生まないという意味においては、不毛の資産なのです。
しかしながら、サブプライム・ショックのように、株や債券の一部が紙くず同然になってしまうような危機的状況が、またいつ世界を襲うかわからないような不透明な時代においては、「金」は逆に値上がりして損失の穴埋めをしてくれる存在にもなり得ます。
よって、「金」を保有する場合には、一般に資産全体の10%程度にしておくのがよいとされています。
金(ゴールド)と株や債券との違いは?
「金」はそれ自体に独自の価値を持つ「実物資産」であるのに対して、株や債券は額面などが紙に印刷された「ペーパー資産」にすぎません。
また、ペーパー資産は運用されて配当や利息を生みますが、「金」は購入後も退蔵されるのみで、自分達が支払ったおカネが運用されるわけではありません。
もちろん、運用されなければ配当や利息などもありませんが、同時に破綻などの運用リスクもありません。
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