米ドルを基準に表示する
一般的に、為替レートは「1米ドル=○○円」などと表示されますが、外国為替というのは通貨と通貨の交換のことですから、もう一方の通貨を基準に表示して、例えば「1円=○○米ドル」と表示することも可能です。
しかしながら、後者のような円を基準にした表現はまれであり、ほとんどの場合は米ドルが基準とされます。
これは、日本から見た場合のみならず、アメリカで表示する場合や、その他の国で表示されるときも同様で、多くの通貨では米ドルを基準として左側に置き、もう一方の通貨を右側に置く形で表示されます。
つまり、最も強い通貨と言われる米ドルを、物差しとして用いているわけです。
ただし、これには例外もあります。
例えば、ユーロは、ユーロを基準にして「1ユーロ=○○ドル」と表示します。また、英国ポンドやオーストラリア(豪)ドル、ニュージーランド(NZ)ドルも同様に表示するのが通例です。
ちなみに、日本円はほとんどの場合、右側に置かれ「外貨=○○円」という表示方法になります。
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