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外貨預金の元本保証と預金保険制度との関係について

外貨預金は元本保証がない

外貨預金の最大の売りは、金利の高さにあります。日本では定期預金でも1%を下回っているのに対して、外貨預金では2%以上の利率を維持しているものが少なくないからです。

しかしながら、外貨預金の場合には元本が保証されていませんので、この点において、円の定期預金とは決定的に異なります。

これは、外貨預金が為替レートの変動の影響を受けるからです。

なので、たとえ表面上の金利が高くても、為替レートが円高になれば、利息分の利益がなくなり、元本を割り込んでしまうこともあります。

逆に、円安に動けば、利息にプラスして為替変動による利益を得ることもあります。

外貨預金と預金保険制度の関係

外貨預金は、お金を預けている銀行が破綻した場合の保証についても、円の預金とは異なります。

円の預金に関しては、預金保険制度といって、普通預金や定期預金は元本1,000万円とその利息分については保証※されていますが、外貨預金は預金保険制度の対象にはなっていません。

なので、万一、銀行が破綻したときには、1,000万円とその利息が支払われるとは限りません。

「預金」という言葉がついていても、基本的に外貨預金と円預金とは大きく異なりますので注意しておきたいところです。

※当座預金や決済用預金など、利息のつかない預金は全額保護されます。


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