スイスフランどのような通貨ですか?
9.11テロ以降、かつて「有事のドル買い」と言われていたものから、「有事のスイスフラン買い」という言葉が聞かれるようになりました。
この理由としては、スイスが永世中立国であることから、テロなどの海外の紛争の影響を受けにくいと多くの投資家が判断するからです。
実際、9.11テロが起きた時には、ユーロとスイスフラン(CHF)が買われ、それ以降、スイスフランは、有事の資金逃避先の1つとなっているようです。
このため、スイスフランは、どちらかといえば、米ドルよりユーロに近い動きをすることが多いといえます。
スイスの金利政策は?
スイスは、日本と同じように精密機械等の輸出に対する依存度が高い国です。
なので、できれば自国通貨はあまり高くない方が輸出しやすく、スイス経済には好都合といえます。
しかしながら、スイスフランは、9.11以降、高水準となってしまい、今後は中央銀行がスイスフラン高を抑制することも考えられます。 |