金(ゴールド)と金鉱山株の関係は?
金(ゴールド)が商品とお金の両方の側面を持っているのに対して、金鉱山株というのは金(ゴールド)と株の両方の性質を持っています。
そして、金鉱山会社の株価に影響を与えるものとして、原油価格があります。
近年、世界的に金鉱山の金品位は下落傾向にありますが、掘りやすいところは掘ってしまって、深度が深い鉱脈を掘っている金鉱山が多いようです。
特に、南アフリカは、数千メートルの深度で、地熱と戦いながら、停電リスク※や落盤リスクの中で採掘をしています。
金を採掘して精錬するには、大量の原油を使います。
なので、原油価格が上昇すると、金鉱山会社は収益が落ちるので、株価は下落する方へ作用するのです。
よって、原油が上昇すると、金価格は連動して上昇しやすいですが、金鉱山株は金(ゴールド)ほどは、上昇しづらいということになるのです。
※クーラーが止まると地熱でやられてしまいます。 |