ポンド/円の長期的なトレンドは?
ポンド/円の為替レートは、外国為替市場でドル安が進んだプラザ合意以降も、1ポンド=300円を越える水準を維持していました。
しかしながら、1992年9月頃から長期的な下げ基調に入り、1992年末には1ポンド=190円を下回り、1995年には一時1ポンド=130円を割り込む局面もありました。
ただし、このときのポンドの下げ要因としては、ジョージ・ソロスなどのヘッジファンドが売りを仕掛けたこともあります。
その後反転し、ポンド高の基調となり、1998年には1ポンド=240円台まで上昇していますが、再度円高ドル安の流れやユーロスタートを背景にポンド安のトレンドとなり、2000年9月には1ポンド=150円台を割り込むポンド安となっています。
そして、その後の2001年1月以降は、ポンドは長期的な上昇トレンドに転じています。
英国のユーロ導入は?
英国はEU(欧州連合)の一員ですが、ユーロは導入していません。
なので、今後英国がユーロを導入するのかどうかというのが、最大の注目点となります。
現状では、市場関係者には、英国のユーロ導入について懐疑的な見方の方が多いです。 |