金鉱株ファンドにはどのような欠点があるの?
金鉱株ファンドには、次のようなデメリットがあります。
■分散投資にならないこと。
■ゴールドの現物ではなく、あくまで株式に投資していることから、世界同時株安などの影響を受けやすいこと。
■金ETFと比較すると、金価格との連動性には物足りなさがあること。...など
よって、株式で運用している投資家が分散投資を実践するのであれば、株価と負の相関関係にあるものか、まったく相関関係のないものを選択する必要があります。
金鉱株ファンドと金ETFの関係は?
金(ゴールド)に注目が集まったのも、株価との相関関係が低かったからなのですが、そうかといって、「金」の現物を購入するとなると、保管が難しいといった安全性や、取引価格が不透明であるといった透明性などの問題があります。そこで要請されたのが金ETFだったのです。
かつては「金」を投資対象としたい場合には、先物取引をするか、「金」の現物を買うぐらいしか方法がなかったわけですが、金ETFにより、基本的には「金」を投資対象としながら、株式と同じように手軽に売買できるようになりました。
ちなみに、先物は金ミニを見てもわかりますが、レバレッジを効かせているので、プロの投資家以外では手を出しずらいです。
実際、リーマンショック後、安全な逃避先として機関投資家が殺到したのは、現物や先物ではなく、金ETFであったといわれています。
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