ユーロという通貨の特徴は?
ユーロの流通が実際に開始されたのは、2002年からですが、現在では、ユーロ/ドルの取引量は世界で最も多く、米ドルに次いで第2の基軸通貨となっています。
それゆえ、投資家が米ドルを買うときはユーロが売られ、米ドルを買うときはユーロが買われることが多く、ユーロは米ドルと逆の動きになりやすいといえます。
なお、ユーロは対米ドルや対円で上昇を続けているので下落するリスクはありますが、政策金利は米ドルよりも高いですし、取引数量も米ドルに次ぐ規模なので情報量も多く、比較的取引しやすい通貨といえます。
ユーロの金融政策は?
ユーロというのは複数の国で使用されていますが、その管理は、欧州中央銀行(ECB=European Central Bank)と各国の中央銀行から構成される欧州中央銀行制度が行っています。
各国の中央銀行は紙幣や硬貨の印刷流通を行いますが、欧州中央銀行だけは金融政策の策定をまかされています。
ユーロ圏全体の金利は、欧州中央銀行で決定された政策金利となりますから、ユーロに投資する場合には、欧州中央銀行の金融政策などをニュースなどで確認しておきたいところです。
また、ユーロの加盟国の中でも、特に経済規模の大きいドイツやフランスの失業率やGDPといった経済指標もチェックしておきましょう。
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