金(ゴールド)といったら南アフリカ?
FXをやっていると、金(ゴールド)と聞けば南アフリカを連想する人も多いのかもしれません。
しかしながら、かつて南アフリカは世界一の金生産国でしたが、2007年には中国に抜かれています。
ちなみに、2007年産金量順位は、次のようになっています。
■1位 中国 ⇒ 281トン
■2位 南アフリカ ⇒ 270トン
■3位 オーストラリア ⇒ 246トン
■4位 アメリカ ⇒ 240トン
■5位 ペルー ⇒ 170トン
■6位 ロシア ⇒ 169トン
■7位 インドネシア ⇒ 147トン
■8位 カナダ ⇒ 101トン
■9位 ウズベキスタン ⇒ 75トン
■10位 ガーナ ⇒ 75トン
一般的には、南アフリカ・ランド相場と金(ゴールド)は連動していると言われていますが、実は、短期的には連動している部分がありますが、基本的には連動していないと考えてよいといえます。
というのは、2001年の年初、金が底値の時期に南アフリカ・ランドは高くなり、産金コスト割れ状態が続いて、南アフリカの金鉱山は最も厳しい状況でした。
その当時の解説では、金(ゴールド)が上昇したから南アフリカ・ランドも上昇しているなどと書かれていましたが、実際には、金(ゴールド)の上昇の前に南アフリカ・ランドが暴騰し、南アフリカの金鉱山はコスト割れで大変なことになっていたのです。
つまり、きちんと確認や検証をしてみると、巷で言われている解説とは違う部分もあったりするのです。
南アフリカ・ランドのようなマイナーな通貨の場合には、情報が少なかったり、間違った情報が当然のように解説されていたりしますので、こうした通貨には積極的に投資するのは避けた方が無難です。
|